tommy - 2004
02/23 13:13 |
|
ちょっと、いやかなり遅いのですが、土曜日のU23韓国戦はご機嫌なゲームでした。常識的に考えれば、A代表はW杯予選という本番でしっかり勝点3をゲットしたのに対し、この日のゲームはあくまで親善試合。別に勝ったからって五輪出場にアドヴァンテージがあるわけじゃないのですが、どうひっくり返っても18日より21日のほうが気分いいです。
もちろん、あのピンク色のうざいチームに勝ったということもあるのですが、よーく考えてみると、それ以上にU23日本代表のゲームが面白かったことが気分良しの最大要因だったような気がします。
で、この「面白かった」っていうのを、もうちょっと掘り下げてみると、多分「将来に希望の持てるチームらしさ」ってとこに行き着くようです。つまりあのゲームは親善マッチであり、U23の目標はアテネなわけですから、ここでの勝敗はある意味何の意味も持たないのですが、あのようなゲームを継続してくれれば、アテネに希望が持てるということです。そしてアテネ行きの希望は、アテネでのメダルなんていう楽しい妄想にも広がっていきます。
一方A代表なんですが、もしもマレーシア戦やイラク戦で「希望のもてるゲーム」を実施し、あのオマーン戦が同じ1−0の結果だとしたら、僕らはA代表に対し(もしくはカントクさんに対し)ここまで暗い気持ちになっていたでしょうか。一部では(中田も言っています)、要約すると「本番は甘くない。だから勝ったということで充分な価値がある。」という意見があります。これはいくら素人とは言え、ドーハやフランス予選を身に染みて「感じている」僕らにもよくわかります。だから、もし事前の親善マッチでそこそこのゲームをしてくれていたら、僕らもオマーン戦の1−0を受け入れたと思うのです。
が、しかし現実はどうであったか?簡単に言えば、韓国戦でU23が「将来に希望の持てるチーム」として確信できたのに対し、A代表はそうは言っても本番ではちゃんとやってくれるだろう、という事前の予想に反し、オマーン戦において「将来が非常に不安なチームになっていない集団」と確信してしまったわけです。
「谷間の世代」なんて揶揄され、実際「谷間」のような情けないゲームを繰り返してきたアテネ世代がここにきてものすごくチームらしくなりました。サッカーは11人で戦うスポーツ、A代表も「個」の重視もよろしいですが、ここいらでチームとしての機能をきっちり果たし、楽しいサッカーをやって欲しいもんです。
|
|