長居までのながーい道 運営編
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大阪と言えば、たこ焼き、お好み焼き、”けつね”うどん。要するに安くて貧しい、もといおいしい食文化でしょ。当然狙いはコレ。オイラ、マイレージで伊丹に13.00頃に到着し、腹は減っていたのだけど、がまんして奥さんの友人M世ちゃんと待ち合わせしている梅田へ向かった。待ち合わせは14.00。どんな人気のお店でもこの時間帯なら入れると思ったからこそ、ハラ減りをがまんしていた。んが・・・、どこも満員、行列・・・。結局安くないお店でうどんを食ったのだが、大阪人って1日中行列しているんだろーか?

で、とりあえずメシ食って、大阪ブラブラして、長居に向かう。そして史上最低の運営に遭遇するわけである。

地下鉄御堂筋線で長居駅に到着したのは、16.30。オイラ1人スタカンを行う目的で、スタジアム周辺をぐるりと1周するつもりだったのだが、スタジアム周辺は既にチケットのカテゴリーにおいて導入順路が決められており、1周はできないシステムとなっていた。そこで、仕方なく自分のチケット色(今回はカテ1、黄色、メイン)の導入に従い、ゲート方向に歩いていくこととした。

まあ、いつもの国際ゲームのような雰囲気と人ごみの中、ゾロゾロと歩いていったのだが、ゲートも見えないうちにゾロゾロはストップ、いきなり行列となってしまう。周囲では警官やボランティアの方が、「この先で荷物チェックをしまーす」とアナウンスしている。そうだった、今回はW杯の予行練習をしているのだった、それだったら、多少の待ち、すなわち警備に時間をかけるのは仕方ないな、その時はそう思ったけど、異様に待ち時間が長い。気の短いオイラがイライラしてくるのは当たり前。結局、ゲートをくぐれたのは17.15だった。

ゲート突破に長蛇の列 ゲーム開始に間に合わない

W杯の予行練習は、新潟や鹿島や大分でも経験している。で、その予行練習の成果云々は別にして、今まではどこの会場においても、「今回は○○をするので、余裕を持って来場しろ」とか、「○○〜△△は交通規制している」とかの情報が流れていたので、それなりの対応というか覚悟はしていった。しかし、今回の長居はオイラの知る限りそのような公式情報は一切なかったはず。オイラような時間に余裕を持って訪れた観客はまだマシだけど、ゲーム開始時間ギリギリに来場した人は相当イライラしたことだろう。

ともかく、荷物検査のゲートを通過し、スタジアムのコンコースに入った。そして席につくためにゲートを探したのですが、ここで今回最悪の運営に遭遇することになるのである。
ちなみにオイラのチケットにはWゲート、Bゾーン、10列24番と記載されている。Bゾーン?オイラは長居は始めてだが、スタカンの資料等でこのスタジアムの構造は把握していた。簡単に言えば、国立と同様で観客席への入り口は全て番号がふられている。そしてこの「B」にはB1〜B4の4つの入り口がある。だったら何故チケットに「Bゾーン」でなく「B1」とか「B2」とか記載しないのかが不思議だった。その意味がこのコンコースで始めてわかったのである。

なんと、Bゾーンの入り口のうち3つは閉鎖し、たったひとつの入り口からBゾーンの観客をスタジアム内に入れているのだ。ちなみにBゾーンの観客数は最低でも1万人はいるだろう。その人数をたったひとつの入り口から・・・。
さらにその入り口には、列番号の案内がない。そのため入り口付近には自分の席を探す人がたむろし、また一旦席についた人がトイレ等に行くため外に出ようとする。入り口は当然のように大渋滞。さらにここを任されたボランティアは、「入り口に立ち止まらないでください」と叫ぶだけ。何のナビゲーションにもなっていない。

Bゾーンから入るのがこの状態
(開始1時間以上前)
見事に封鎖のゲートB3

スタジアムへ入ろうとする人、入り口付近で席を探すため立ち止まる人、コンコースへ出ようとする人で入り口付近は大混雑で、極めて危険な状態であった。後で聞いた話だが、17.30頃にこのBゾーンにたどり着いた人々は入り口渋滞でゲーム開始に間に合わなかったようである。開始30分前にBゾーンの入口にいて、である。

さらに、驚いたことに、せめてゲーム終了後にはBゾーンの他のゲートはオープンすると思ったのだが、閉鎖したまま。今までオイラは何十回と満員のスタジアムへ行ったことがあるが、今回ほどスタジアム外に出るので苦労したことはない。何故、ゲートを閉鎖したままだったのか?理由がさっぱりわからない。想像するに、VIP席との入口の住み分けであると思うが、もしそうだったらなおさらわからない。VIPの数10人か数百人のために4つのうちの3つのゲートを封鎖する?VIPの安全確保のため、一般人に不便ばかりか危ない情況に遭遇させる?

さらに帰り道のこと。長居からは基本的にはJR長居駅、もしくは地下鉄長居駅に向かうのだが、この2つの導線を分離していたことはまあまあ合格でしょう。しかし、2つの導線は柵で区切られ、他には行けないシステムとなっている。すなわち導線は2つ「しか」ないわけである。ゲーム終了後、混雑がいやな人はスタジアム周辺でちょっと待つとかして、時間を潰すでしょ。その逃げ道がなく「強制的」に駅まで歩かされるのである。ということは、みんなが同じ時間に駅に向かうわけだから、駅が収容しきれるわけはない。オイラ最初地下鉄の列に並んでいたのだが、ある場所から一歩も動かなくなった。新潟のバス待ちと同じような感じ、サイスタの美園駅までの渋滞以上と考えていただければわかりやすいでしょう。

こりゃだめだ!僕は行列から抜けてJR長居駅方面に歩くようにした。ところが・・・、なんとバカらしいことに、地下鉄の駅への入り口のところから横入りが簡単に出来るのである!これでは正直に並んでいる人々はまるでバカ。唖然、呆然でした・・・。

W杯の予行練習で警備を通常以上に厳しくするのはわかる。しかし、そのために通常より早めの来場を促すアナウンスはない、また記載のBゾーンのような客をなめたあしらい、さらに帰り道の渋滞、つまりシュミュレーションミス。
ミスは仕方がない、反省して直せば良い。(とは言え、昨年キリンカップの宮城から始まった予行練習を何回繰り返せば、すむのだろうという疑念はあるが・・・)しかし、今までの予行練習にはミスがあってもそれを教訓にしようという姿勢があった。宮城の渋滞、新潟のバス、鹿嶋でも大分でも、現場の人々に成功させなくては、という真摯な姿勢を感じた。しかし、今回の大阪は「俺達はいろんな経験をしているから何でも知っているぜ」という傲慢、不遜な態度を感じた。彼らは多分今頃、「大成功だった」とか言って、何の反省もせず、お好み焼きときつねうどんでも食っているのだろう。
オイラ、思った。大阪って日本一の田舎なんだと・・・。

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