カントクの寝言  It's no use crying over spilt milk. (2002.11.20)
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◆チケット譲っちゃった!?
 「代表戦は全部観る」実際には全試合生観戦は無理かもしれないが、それが僕の信念である。そう思っておけば、今回はどうしようかなぁ〜、と悩まないですむからね。でもW杯が終わってからその信念に微妙な変化が出てきた。ひとつはW杯シンドロームなのかも知れないが、タイトルのかからないゲームでは刺激が乏しいこと、そして同じくW杯以降(正確にいえばフランス以降かな)やけにサッカーを知らない無礼な観客がアメーバのように増加したこと、それに伴いスタジアムの雰囲気が、あのウズベク戦の時のような張り詰めた雰囲気がないこと、そしてチケットが高いこと。そんな理由から、そろそろ「全部観る」からは卒業しようかな、なんて思っていた。しかし今回の相手はビエルサ率いるアルゼンチン、ジーコとの因縁もあり当然観るつもりでチケットは確保していた。

 「Aさん、アルゼンチン戦のチケット、なんとかなりませんかねぇ。」そんな連絡が鹿嶋のRから入ったのはチケが一般販売された直後だった。まあ、何とかなると思い安請け合いしたのがまちがいで、Rから依頼された2枚はなかなか入手できない。そのうちに11月も半ばにさしかかってきた。その時、何故か僕の心に自分のチケを譲ってしまおうかな、という考えが芽生えてきたのである。何故そう思ったか、ひとつの理由は前述のとおり自分自身が「花試合」に対してそんなに魅力を感じなくなってきたことがある。そしてもうひとつの理由なのだが、それはRのこと。彼は鹿嶋の某中学でサッカーをやっていて、今年鹿嶋市のトレセンに選ばれた子である。そんなサッカーを一生懸命やっている子供が、僕はとても可愛いのだ。その子供が滅多に観れない代表戦を是非観たいと言ってきている。それに対し、花試合に渇いた視線を持つ僕がいる。どっちが代表戦を観るに値するのか。そんなことを考えた末、僕はあっさりと自分のチケを譲ってしまったのだ。

◆It's no use crying over spilt milk.
 ってなわけで11月15日、僕はRにチケを郵送した。当たり前だが手元にチケはなくなった。人間とはおかしなものである。実際に失った後、何故かアルゼンチン戦観戦欲望がふつふつと沸いてきた。(ってか、おかしいのはオイラだね。)そして、ここからがこの物語の本題なのである。

◆I shall Return!
 他人に譲ったチケをいまさら返せとは言えない、11月も16日、既に来週水曜日には試合という直前になって僕の新たなチケットゲット作戦が始まったのである。(無謀だね)今までの経験上、この後に及んでチケゲットできる手法は3つしかない。
1)J−NETで探す。2)ヤフオク 3)当日のダフ屋  
最終的に観戦できなくても、当日のダフ屋を冷やかすっていうのも面白いとは思ったが、いずれにしてもそれは当日しかできないこと。よって、まずはJ−NETとヤフオクを調べてみた。J−NETの過去ログにおいては数件の譲ります告知があったが、その件数はわずかであり、これは期待できそうもない。次にヤフオクを見ると、なんと相場が定価の3000〜4000円増。これはアホくさい。そこで、定価+1000円を限度としてヤフオクに参加しながら、J−NETもROM、でダメなら当日ダフィー作戦、と方針を決定した。

 そのうちにJ−NETで3件ほど譲ります情報が出現し応募したが全滅した。J−NET、これはとてもありがたいコーナーである。定価での売買という定義が素晴らしい。が、(今回ダメだった3件の相手ではないが)勘違い野郎が存在するのも事実だ。もちろんヤフオクに出品すれば高値でさばけるところを定価で売ろうとする心がけは正しいが、自分がチケを所持していることを優越感として、購入希望者に「プロフイールを書いてください。」だと「熱いメッセージを!一番熱い人に譲ります。」だのはオカド違いもはなはだしい。こんな奴こそ、本当に必要以上の枚数を確保して定価で譲ることが正しいと思っている偽善者である。(そもそも最初に必要枚数だけ確保すれば良い)さらに、この勘違い野郎の大半は誰に譲るかの締切時間を記載していない。すなわち、購入希望者はその野郎からの結果を聞くまでは他の交渉ができなくなるわけである。これでは、本当に行けなくなって泣く泣くJ−NETで定価で売ろう(これが本来の姿でしょ)としているサッカーファンがかわいそうだ。

 実は僕も2回J−NETで定価販売をしたことがある。その際は必ずわかりやすい情報伝達と締切時間を併記している。もちろんメッセージなんか求めない。で、誰を選ぶかは単純に抽選。条件は常識を逸脱したようなメールをよこした奴には譲らない(トラブルリスクの回避)程度である。譲る方はそれで充分であろう。それ以上を純粋にチケットを探すのに必死になっている人に求めるのは、言わば自分が絶対にケガしない立場でふるう暴力と同じである。そこんとこきっちり考えろよ、若造ども!

 それに対してヤフオクは怪しくて定価より高いけれど、商売である。よってこちらはお客様。詐欺にあわない限り、気持ちの良い取引ができるのは事実である。こうして僕はだんだんとJ−NETからヤフオクよりに気持ちが変化していく。しかし商売だけに+1000円で成立している取引なんかひとつもなく、だんだんあきらめモードに入っていくわけである。

◆最後の勝負?
 16日よりヤフオクで定価前後以下で出品されているものをかたっぱしからウォッチリストにぶちこむ。狙いはゴール裏(c4)以外の全て、定価+1000円まで。しかし、どんなクソ席も終了10分前頃にはかなり高額になってしまう。そんな状態が継続していたが、ある時終了5分をきっても9700円(カテ1)から値が上がらないブツが出てきた。ここに9900円を提示してオークション終了、落札と思ったら、出品者が終了直前に出品停止してきやがった。むかつく。そして相変わらず+3000円は崩れず、17日夜をむかえる。23時頃、ウォッチリスト内で終了数分前でも9000円(カテ1)のブツを発見。とりあえず5分前に9250円を入れると、終了直前に9500円が入った。そして自動延長5分。ここでADSLのチカラ発揮である。同じく終了20秒前まで待ち、9750円の札入れをする。また5分延長。しかし入札相手からは再入札がこない。この段階でカテ1相場は最低でも+1500円はいっていたはずなので、再入札がこないはずはないと思っていたがこなかった。おそらく一番混雑する時間帯なのでアクセスがうまくいかなかったのかも知れないが、ともかくカテ1 2枚を19500円で落札してしまった。

 別に達成感はない。ただ出品者であるゲッターどももある種の商売であろう。そして多数のチケを確保するにはそれなりのノウハウと努力があるはず。よって1枚750円の利益では、いろんな経費を考えるときっと採算は合わないだろう。そんなことを考えると、何か”ざまーみろ的”達成感がわいてきた。

◆It's no use crying over spilt milk. Part2
 ということで、結局アルゼンチン戦を観戦することになってしまった。でも考えてみれば、苦労なしに18000円で行けたゲームに苦労込みで19500円かかってしまった。でもヤフオクの攻防は楽しめたし、何よりもRの笑顔が見れることで充分1500円の価値はある、すなわち
"It's very very use crying over spilt milk."
なのかも知れない、なんて終わり方したらきれいすぎる??

 さあて、アルゼンチン戦楽しもうっと・・・。

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