カントクの寝言  コラムらしいコラム (2003.06.09)
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久しぶりに気が迷いコラムらしいコラムでも書いてみようかなっと思っちゃいました。
もしこれを読んだ奇特な方でかつサッカーを愛する方がいらっしゃいましたら、是非掲示板にご意見をくらはいませ。

◆データから見た「惨敗」
 1−4、これは惨敗以外の何者でもない。3点差以上の敗戦、これは過去に遡るといつ発生したのかというと、トルシエ時代には02年5月vsノルウェー(0−3)、01年3月vsフランス(0−5)、99年6月vsパラグアイ(0−4)の3度あるが、実はホームは一度もない。しかし、逆の見方をすれば今回のアルゼンチン程の”強豪”とホームで戦ったのは、トルシエ時代は99年3月vsブラジルと01年11月vsイタリア(1−1)くらいしかないため、これだけで一概にトルシエ時代の方が勝っているとは言えない。

◆99年3月vsブラジルそしてコパアメリカの選手起用から
 またジーコ采配において鹿島色が強いとかの批判は別にして、秋田、名良橋等のベテラン起用に疑問の声がある。これを4年前の同じ時期と比較してみると以下のようになる。
○vsブラジルスタメン
GK下田 DF井原・秋田・斎藤 MF相馬・伊東・名波・田坂・中田ヒ FW城・中山
○コパアメリカ時中心選手
GK楢崎・川口 DF井原・斎藤・秋田・森岡 MF伊東・望月・服部・相馬・名波・三浦淳・藤田・奥 FW呂比須・城・岡野
 ブラジル戦スタメンから2002年W杯に参加できたのは3名。うち秋田と中山はほとんどピッチに立っていなく、実質はヒデ1人。同じくコパからは、GKの2名を除くと同じく3名。うち1名はピッチに立たなかった秋田であった。

 すなわち、現段階でジーコの選手起用を2006年を見据えていないという観点で論ずるのには多少の無理があるということである。

◆ワールドカップベスト16の遺産
 以上がデータから見た4年前との比較である。しかし、例えば現在の方が4年前と比較して同等以上の経過となっているとして(実際は「同等以下」かも知れないところではあるが)それが安心材料となるのであろうか。我が代表の当面の目標は2006年の1次リーグ突破であることは疑う余地はないであろう。そしてその目標突破はホームであった2002年のベスト16以上に困難であることも、また疑う余地はない。となると、日本代表は世界との比較の中で「相対的」に実力を向上させない限り、この目標達成は困難となる。すなわち、2002年にベスト16に入った4年前の情況が上記のようだったからといって、それを比較対象として2006年に向かう今を論ずるのはナンセンスであるということだ。

 しかし一方で(自国開催とはいえ)たった2度目の本大会出場でベスト16に入ったことはまぎれもない快挙であるはずであり、その遺産を継承すべき必要もある。すなわち2006年の目標を達成するには、2002年の遺産を効率良くかつ実践的にスクラップ&ビルドする必要があるはずだ。

◆スクラップは成功している
 2002年が終了し、日本代表をより以上に強化するためには、新しい視点にたった改革が必要である。JFAは会長及び代表監督という要職に新しい人材を迎えた。さらにプリンスリーグやフットサルの登録制度完備等の新組織、新構想もスタートさせた。その人事が正しいか否かは別として「新たな視点にたった改革の実戦」すなわち2002年遺産のスクラップは順調に推移していると考えてもよいと感じる。

◆問題はビルドである。
 2006年に最も重要なビルドは何か?それはW杯記念館の建設である、というのは冗談として、ビルドというコトバはやや不適切かもしれないが、こと代表の強化という観点において2002年遺産の継承すべき事項とは一体何なのだろう。

 「日本人に適正なサッカーのやり方」僕はこれが最も継承すべき事項ではないかと考える。繰り返すが2002年の成績は成功であった。成功であったということは、その時点のサッカーのやり方が正しかったということだ。当然それ以上の伸びがないと2006年の目標達成が困難であることは先に述べたが、伸ばすためには2002年が成功だった限り、一度スクラップするよりは、成功した要因を分析し、それをさらに伸ばす手法の方が正しいと思うのである。

 ここで少し話題はずれるが日本人の特性について考えてみたい。この国の国民性は、悪く言えば付和雷同であるが、逆に良く見ると、協調性があり、自分勝手ではなく、周囲をリスペクトできる性格を持つ。またサッカー面で言えば、よく遠来の監督が言うようにスピードがある。(このスピードは個々の走る速さであり、判断力やスキルを伴ったサッカーでいう”速さ”とは異なるとは思うが)

 さて具体的な2002年成功の要因である日本人に適性なサッカーのやり方とは、ボール支配率の向上に他ならないと感じる。では、日本が支配率を向上させるためにはどうすれば良いか。まず相手ボールをボランチの位置で奪うこと。そのためにはボランチがボールアタックのリスクを負い、失敗したとしても失点の可能性を低くするためのDFが強固であり、かつボランチのフォローのために近くにいること。そして奪ったボールは、国民の協調性とスピードを活用して中盤ですばやいパス交換を行い、相手DFを翻弄すること。その流れの中で隙を見つけて相手ゴールにボールを運ぶこと。またボランチとDFの位置が近いということは、別の場所に大きなスペースが生じるリスクを背負うこととなる。そのスペースはオフサイドトラップで消す。こんな感じではないだろうか。

 そしてこの手法を活用するためには、相手にスペースと時間を与えないプレスの効いたシステムが最適なのではないだろうか?尚、僕は決してフラット3が正しいとは思っていない。しかし大部分の中でトルシエの標榜したサッカーは日本人向きだと思うのである。

◆似合わないけどシステム論
 僕は4−4−2が一番好きだし、かつ現代サッカーにおいて最も強くスペクタクルな戦術であると思う。これはレアルマドリーをイメージしていただければ簡単だ。しかし、このシステムを完璧に完成するには11人の偉大な個が集結しなければ成立しないとも考える。日本代表は日本人だけで結成するチームであり、日本人には百歩譲っても世界でトップ10に入れる選手は皆無である。そんなチームは本当の強豪と対戦し、かつ勝ったり引き分けたりしなくてはならない時に、強者のシステムである4−4−2を使って良いとはどうしても思えない。世界と戦うことを前提に考えれば、やはり3人の屈強なDFと日本で最も人材豊富な中盤を厚くするという意味で、3−5−2もしくは3−6−1が適性なのではないだろうか。

悩める神様3体

◆おまけ〜カントクらしいコラム予告編〜
 アルゼンチン戦観戦の際、一列前にビアンコ&セレステを着たバカ女が2名(うち1人は16番アイマール)いた。日本人が日本代表戦で他国を応援する、なんかおかしくないか?でもそんなお気楽な国だからこそ、オンナ子供が安全にスタジアムに通える、としたらこれは悪くないことなんだろうか?
 W杯時のベッカム様現象やゴール裏の統制を含めて日本における観戦もしくは応援のありかたについて思うことを論評します。近日公開、こうご期待!

こっちのほうが僕らしいでしょ。
でも考えがまとまっていないため、予告編で終わる可能性もあり。後は気分次第だな。

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