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 カントクの寝言  road to germany 蒼への思いpart5 (2004.3.4)
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◆98年W杯フランス大会最終予選3 


○97年11月1日 2−0韓国(ソウル)

 「えっ!チャムシルへ行くの?」後輩が韓国行きを報告に来た時、僕は正直アホだと思った。いくら既にフランス行が決まっている韓国といえども、相手は宿敵日本、さらにHomeであり、何よりフランス行きが決まっているということは、現状での日本より実力が上であることを証明している。したがって日本にとって勝利の確率は限りなく低く、また勝てないということはそれがすなわちフランスへの道が閉ざされることとなる。そんな悲しい場面を僕は絶対に目のあたりにしたくなかったのだ。

 が、しかしTVに映ったチャムシルは何か”ゆるく”見えた。韓国にはフランス行を決定した余裕が日韓友好に転じたような気配がする。これなら勝てるかもしれない。勝負は開始直後だ。僕は本当にそう思った。そして相馬のセンタリングから不調だった名波が決める、北澤が躍動感あふれるプレーをみせ、日本は押しに押し、呂比須がついに2点目をゲット。カズをマークしていた人相の悪い奴(名前忘れた)がレッドカードで決着。日本は敵地で快勝した。

 話はここで終わらない。なんと翌日、2位争いの直接相手UAEがHomeでウズベキスタンと引分けるという信じられない吉報が日本に届いた。たしか夜のヒットスタジオか何かの番組内でその報告を見た記憶がある。これで遂に日本が2位浮上。最終戦を勝利すれば、第3代表決定戦へ進出する権利を自力で獲得できることとなった。 

 本来はUAE戦より年間200試合観戦のオトコK氏の発案で始まった「翼をください」であったが、まさにこの頃からこの歌が僕の胸に響くようになってきた。♪ラララ、ニーッポン、ニーッポン、ニーポン、フランス行こうゼ、必ず♪

photo by footballをご一緒に

【第9節終了時】
韓国16(+10)日本10(+4)UAE9(−1)ウズベキスタン6(−5)カザフスタン6(−8)

 

○97年11月8日 5−1カザフスタン(国立)
 

photo by footballをご一緒に

開幕戦のワクワク感、表現は適切ではないが、この日の国立は今までの3戦とは異なり、悲壮感から何か楽しい期待感のようなものがあふれていた。誰もが「2位」にいることの幸福感を感じ、このゲームでの勝利を信じていたような気がする。
 前半の秋田のゴールでその気持ちは確信に変わり、スタジアムはお祭りの場となる。そして再三のチャンスを外していたゴンが遂にゴール!ユニホームをたくしあげ、その下に着ていたカズの”11”を見せた時、お祭りは最高潮。後はもうイケイケドンドンであり、我が代表は最高の盛り上りで2位を確保した。
 
 いよいよジョホールバルでの最終決戦!しかしこの段階ではレギュレーションの都合で、まだ相手は決まっていない。いずれにしても、第3代表決定戦までの間隔は日本の方が多くて有利である。数日後、激戦だったA組の2位がイランに決定。そして日本は最高の雰囲気で運命の日をむかえることとなった。

【B組全日程終了】
韓国19(+12)日本13(+8)UAE9(−3)ウズベキスタン6(−5)カザフスタン6(−12)

 

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