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 6月23日 チェコvsドイツ in Lisbon
 「
フォラ・デジョゴ パ!
 
ロッシオ広場、亡くなったイングラン
ドサポに合掌
宿泊先に国旗が
ジェロニモス修道院
お約束ってことで
発見のモニュメント
踏んでいる位置は偶然です
Estadio Jose Alvarade
スポルディングリスボン?

 

 

 

◇Belem地区への観光

 この日は10am過ぎに起き、5つ星ホテルの快適な朝食を食べてからBelem地区へ観光に出かける。ここはジェロニモス修道院やらの世界遺産が点在する観光スポットであるが、オイラの目的はlisbon第3のクラブ"belenenses"のホームスタジアムである"estadio Restelo"の見学。事前の情報ではイタリアの練習グラウンドになっており、昨日敗退が決定してしまったが、ひょっとしたらデルピエーロが見れるかもしれないなんて思ってもいた。

 まずはホテルから徒歩2分のメトロ駅"Jardim Zoologico"(この覚えにくい長い駅名をオイラ達は滞在中ジーコ駅と呼んでいた。あんまし縁起は良くないが・・・)から、街中の"Restauradores"へ。ロッシオ広場、フェゲイラ広場、コルメシオ広場等を散策。

 一通りの観光後、"Cais do Sodre"からLinha de Cascais(カスカイス線)でジェロニモス修道院のある"Belem"へ向う。ジェロニモス修道院は、そりゃなんかすごく荘厳な感じはするが、この方面に関し何の感性も所持しないオイラにとっては単なる古い建物でしかない。しかしトモコさんやなおちゃんをたてておかないと後が怖いので、適当にお付合いをする。そしてそこから徒歩数分の"estadio Restelo"に向う。スタジアムの入口は閉鎖されている。そして中からはたまに声が聞こえる。ということは・・・?外周を回り唯一あった入口に立っている兄ちゃんに聞くと、やはりイタリアの練習中だった。で、早速中に入れろの交渉開始。だが、今回は失敗。何でも、昨日も同じようなファンが来て、入れてしまったところ、その兄ちゃんが後で怒られたそうだ。結局あきらめて外観写真を撮るだけで帰ってきた。傷心のイタリア相手に、こっちの事情を押し付けるのも大人気ないし、まあ仕方ない。

 その後、ロッシオ広場までトラムで戻り、15:00頃に遅い昼食をとり、いよいよスタジアムへ向うこととする。

belenenses"のホームスタジアム"estadio Restelo"

 

◇ドイツvsチェコ(ジョゼ・アルバラーデ リスボン)

 本日のゲームのあるEstadio Jose Alvarade最寄駅の"Campo Grande"までは街中より緑ラインのメトロ1本で行けるのだが、この日のロッシオ広場の混雑具合から判断し、青いメトロを"Marques de Pombal"で黄色に乗り換えて行くことにする。それでもメトロには多くのドイツそしてチェコのサポーターが呉越同舟で乗っている。

 "Campo Grande"駅を下りると目の前がスタジアム。ちなみに当日のオイラたち夫婦の格好は、このスタジアムのホームであるスポルディング・リスボンに敬意を表して、オイラはスポルディングのホーム、トモコさんはアウェイのレプリカである。スタジアム周囲は当然、白のドイツ、赤のチェコがあふれる中で緑を基調とした中年夫婦の出で立ちは東洋人という異彩を含め目立ち、いたるところで地元の人から声をかけられる。チケットもぎりのボランティアには「ノー・スポルディング。」と言われ、「ユー、ベンフィカ?」と聞くと「ノー、ポルト!」だって。ここはリスボンで、しかもスポルディングのホームだぜ。それなのにポルトとは・・・。なんてことはどうでもいいけど、ともかく「入り」はok。

 そしてゲーム。この日チェコは負けても1位通過が決定、一方ドイツは勝てば予選突破が決定ということで、モチベーションには大きな差がある。そして当然ながらチェコは「2軍」がスタメンだった。このシュチュエーションでドイツが星を落とす可能性は限りなく低いが、Tちゃんを始めオイラたちはQFでオランダをみたいという理由でチェコを応援した。98年やはり2連勝で突破を確定していながら、メンバーを落としてデンマークに快勝したフランスのジャケ采配を少しだけイメージしながら。

 前半21分バラックの素晴らしいゴールでドイツ先制、しかし30分にハインツに決められ同点。その後もドイツのきわどいシュートが飛ぶが、ポスト等にはばまれ遂にチェコが勝ち越しゴールを決める。この日のドイツは前への気持ちはあったが、何故か期待の若手バスティアン・シュバインシュタイガーが得意のサイド攻撃ではなく中に入りバラックと重なってしまい、有効な攻撃ができなかった。オイラ達は今回の観戦で唯一の上品なカテ1観戦であったため、周囲のドイツ人を全く気にせず、大騒ぎ。
「フォラ・デジョゴ  パ!」(オフサイド)
「ファルデ  パ!」(ファール)
 なんて言いながら、周囲のポルトガル人の同調を得ていた。っていうか結構目立っていた。遂には、そんなオイラ達の写真をおっさんたちが撮りはじめた。うーん、楽しいぞ!!

 ちなみに「パ」はポルトガル人がよく使うことば。日本語で言えば、「かっこいいじゃん」の「じゃん」のようなもの。らしい・・・。(一之瀬さんが飲んだ時に話していたことを、さらに飲んでいたオイラが聞いたことなので、特に後者に関し信頼性は微妙であることを付記しておく。)

 そしてチェコの快勝でゲームは終了。オイラ達と同宿のドイツはポルトガルを去ることとなり、オイラ達はオランダを観れることが決定したのである。

 

   

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