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 6月1日 blogから抜粋
 「ギャンブルに勝った」
 

 

 ギャンブルに勝った、と思う。惨敗の可能性も充分にあった。もしもトルシエ時代のサンドニでのフランス戦のような惨敗であったら立て直しに時間がかかったと思う。一方、もしも良いゲームができれば大きな自信になる。そんな状況のドイツ戦マッチメークは、まさしくギャンブルであり、そして日本代表はそのギャンブルに勝ったのだ。

 前半ドイツ攻勢の時間帯、日本は高原が中盤に下がり見事な楔、それを中田、俊輔が拾いカウンター、これがドイツの脅威となり、次第にドイツ前線とDFラインの間が空く、そしてその中盤を日本が制圧し始め、ポゼッションも優位に展開する。

 1点目、俊輔のパスをスルーした中田、あれはどうして”スルーできたのか”、確かに目前にマークはいたが、中田のカラダは前を向いており視界も良好、あそこは”触りたい”はずだ。が、スルー、おそらく柳沢の声だったのだろうが、よくスルーしたものだ。そのスルーに惑わされたドイツDFは結局高原をフリーとしてしまい、あの1点が入った。

 それだけじゃない、あんなにワンタッチのパスが繋がった日本代表、あんなに連動したプレスのかかった日本代表を観たのはいつ以来だったろう。

 このゲームの終了直前、オイラはなぜか86年メキシコの決勝を思い出していた。あの大会は完全にマラドーナの大会であり、決勝もアルゼンチンがゲームを完全に支配していた。が、西ドイツ(当時)は0−2からルンメニゲ、フェラーのゴールで追いつく。結局ブルチャガのゴールでアルゼンチンが勝利し、落ち着くべき結果となったのだが、今回のホームチームであるドイツの粘りにリスペクトするとともに、このゲームの記憶はまちがいなく日本であった、あの時のアルゼンチンのように。

 2失点はした。失敗はあった。が、たかがFKからのミス。一方日本のゴール2点ともエル・ゴラッソ!あれだけの攻撃が連動があれば、失点の修正は必ずできる。同時にクロアチアやオーストラリアにドイツほどの決定力はない。

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