7月1日
 「Leverkusen なでしこ-メヒコ」
   
周囲を日本贔屓に巻き込んだTシャツ
隣の席の奥さんと子供
宴その1
宴その2
宴その3

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さて、キックオフである。試合内容は細かくふれないが完勝だった。沢はこの試合のハットトリックで、釜本氏を抜いて日本代表歴代で最多得点者となったらしい。素晴らしいことだ。

そのスタジアムだが、前述の通りドイツ人の家族連れが多く殺伐とした雰囲気はない。が、彼らはただの傍観者ではなくどちらかの国を応援するのだが、圧倒的に日本の応援が多いのだ。在ドイツの日本人も少なからず見受けられたが、スタジアムのいたるところで「ヤーパン、ヤーパン」との声援が聞こえる。

そしてオイラの席周囲であるが、まずオイラとトモコさんのTシャツメッセージが効いて、何人ものドイツ人から写真を撮られ、さらに大声での君が代斉唱で完全に味方にした。隣に座った親子を、前に座ったお年寄りを、後ろに座ったカップルを、ぜーんぶ巻き込んで、日本の大応援である。しかも試合は完勝。本当にW杯冥利の時間だった。

ゲームオーヴァー。オイラ達は朝のジョギングで探していたスタジアム隣のファンフェスタ会場のビアホールに行く。「青」の中年男女3人組異邦人の来場は周囲の客の目を引く。最初に声をかけてきたのは、女の子の集団。
「ヤーパン、グッド。Do you know NAKAMURA?」
え?ナカムラで誰?と思って、その女の子達を見ると、紺のTシャツで胸にSCOTLANDと刺繍がある。なるほど、そういうこと!すかさず、
「セルティック?」
「イエース」
会話していた隣の娘はブーイング、どうやらレンジャースのサポーターらしい。こうしてサッカー会話成立。

そうしている間にメヒコが乱入してきた。写真のとりあい、ビールで乾杯、オイラの持ちネタ「シェルドリンド」「メヒコ メヒコラーラーラー」の大合唱。その大騒ぎに地元の若者達も入ってきてもうカオス状態。まさにお祭り、まさにワールドカップ!こうしてオイラは2006年に出来なかった「主役」としての大騒ぎを5年越で体験することができたのだ。楽しすぎて涙が出てきた。

 

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