Calcioの国から
この文章は、2000年2月にj−toto研究会主催のサッカーくじオンラインシュミレーションゲームにて成績上位となった賞品として、ご招待いただいたイタリアセリエA観戦旅行の観戦日記に、加筆・訂正を行ったものである。
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○嘘ぱちのブス、ブス、ブス(註:バスのこと)
イタリア人は不思議である。あれだけ天敵Milanをぶっ潰せとか騒いでいたのに、ゲームが終了するとさっさと家路に着いてしまう。余韻もない。まったく情緒にかける奴等である。僕はというと、当然ゲーム終了後のスタンドであちらをパチリ、こちらをパチリである。これも「変な」日本人の典型か。
終了30分後で既に誰もいないスタジオ内と正面入口
ダフ屋から獲得したチケット

 気が付いたら既に23:00、家路(ホテル路?)を急ぐ。バス停で待つがなかなかバスが来ない。時刻表では10分に一本程度あるのにかかわらず40分程度待つ。
 いらいらしているところにようやく14番のバス到着。来た時は21番であったが、マニュアルには「駅から14、20、21のどれかに乗って・・・」と書いてあったため、駅の側には着くだろうと乗り込む。
 そして確かにバスは駅方向に向かった。途中までは・・・。

○バス便のまとめ(ボローニャ観光情報)
 ここでもう一度バスをまとめてみたい。
駒沢競技場(Renato Dall'Ara)→渋谷(Bologna駅)と例にとると、21番 駒沢→渋谷、20番 駒沢→山手通から品川方面、14番 駒沢→環7から大森方面という路線。競技場から駅までは15分程度なので、上記例をもっと短距離にした感じである。
つまり駅から競技場は21番に乗るしかないが、帰りは同方向に3路線があり行き先は各々異なるわけである。
 そして僕は知らない間に「環7」を右に曲がっていたのである。

○恐怖のミッドナイト
14番のバスは確かに駅方向へ向かい繁華街へ入っていった。多くの乗客が降りた所はボローニャ一番の広場であり、そのまま駅方向へ行くだろうと思っていた僕らはそのままバスに残った。
数停留所が過ぎた。おかしい。周囲は見たことのない風景がある。
 ともかくバスを降り、駅方向(標識はあった)に歩き始めた。ホテルはスタジオへくる前にチェックインをすませている。よってホテル-スタジオ間の往復のみと思い、地図は持参していなかった。

Bolognaは小さな街である。この時はとりあえず駅方向へむかえば、5分くらいで到着するだろうと思っていた。
 しかし10分程歩いても、見慣れた風景は見えない。またいつの間にか、車は走っているが人通りの全くない道(環7のイメージ、しかも店はない)を歩いていた。

人間の直感というものか、なんか変な感じがした。
しかし駅は近いという固定観念があるため、駅方向だろうと思う道をまっすぐ歩いた。すると道に10m間隔位で、立ちんぼおネイちゃんたちが立っているのに気づく。また3人のおネイちゃんに1人の割合で、「いかにも」というおニイちゃんが道の影に・・・。
最初はお気楽に見ていたが、段々「いかにも」ニイちゃんが増えてきて道は暗くなる。おネイちゃんの質も心なしか悪くなってきたようだ。

これはヤバイ。僕一人ならまだしも、奥さんを連れて歩いている。なんかあったら助けを呼ぶことは不可能な場所である。
これも直感であるが、今歩いて来た道を戻ることとした。しかも歩いて来たのと反対側のさらに暗い道を。(こちらサイドにおネイちゃんが立っていなかったため)

 こちらサイドは「いかにも」のニイちゃんはいないが、その分道は暗い。もし狙われていたら最後である。自然に早歩きになる。気温は0度を下回っているのに汗がでる。時間は夜中の0:30過ぎ。

長く感じたが実際は10分程度でやっと明るい道にでる。
しかもバスを待っている人が数人いる。見たところカタギぽい。
僕らは何番とも確かめずにバスに乗った。ホッと一息。運転手に"Per Bologna stazione ?"(ボローニャ駅へ行くか?)と聞くと、近くは通ると言っているようだ。(イタリア語なんでよくわからないが)
数駅過ぎると見慣れた場所にでる。ここから駅までは一本道。しかも夜8:00頃の銀座通りという雰囲気で安心の道だ。
 バスを降り見送る。と、そのバスはなんと20番だった。おそるべし、14番と20番!!!!!

ともかくホテルにたどり着く。時間は翌日の1:30。メシも食わずにバク睡である。
 明日は7:20の列車でPerugiaに戻らなければいけない。

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