3度目越後は・・・(01年コンフェデ観戦記)4
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6月2日

フットサル、そしていい人

ゆっくり起きて、気に入った寺泊の街をまたお散歩。水族館なんかも行っちゃって、ゆっくり出発。12.00過ぎに万代シティパークに到着。ここでは万代ファンヴィレッジの1企画としてフットサル大会が開催されている。まあ、大会と言っても、個人でも参加自由のお遊びなんだが、これがサッカーのお祭り気分を最高に盛上げる。知らない人とチームになって蹴る、会話する、そしてその後みんなで代表の応援に行く。こんな素晴らしいコミュニュケーションが他にあるだろうか。もし、これを来年の本大会で出来たら、いろんな国の人々とコトバが通じなくたってサッカーを媒体とした会話ができるはずだ。今日だって、フランスのレキュップ紙の記者が参加していた。これが来年だったら、想像しただけで楽しくなる。ところで、レキュップのカメラマンが代表Tシャツを着ていた奥さんをパチリしていた。ひょっとして明日のレキュップに載るのだろうか?日本代表サポとして?なんてね。

フットサルはまだ行われていたが、奥さんと僕は木陰でのんびりしていた、その時だった。高校生らしき4人組が近寄ってきて、「今日のチケット余っていませんか?」と聞く。そういえば、今日ファンヴィレッジ見学に来たウチのメンバーIガキの連れがチケが余っているとか言っていたので聞くと1枚はある。しかし相手は4人。ついでだからと、フットサルを仕切っているAllianceのYさんにお願いし、会場内にマイクでチケット余っている人がいるかを聞いてもらった。
ここでまた1枚ゲット。オイラは他人の役に立ったゾ。ちなみにダフ屋価格は1枚2万円だったそうだ。
彼らは長岡の高校生だったようだが、本当に喜んでくれた。他人の喜んだ顔って、いいもんだね。オイラ、いい人になっちゃった。ところで、僕がチケの交渉で席を離れている時、奥さんが「なんでワタシ達に聞いたの?」と高校生に尋ねたら、「関係者に見えたからです。」と答え、さらに「ダンナさん、かっこいいですね。」と言っていたそうだ。たしかに関係者と言えば関係者だけど、それは別としてこいつら見る目あるゾ。ガハハハハ。

またしても…、一体サッカーは誰のものなのか

シティーパークでのんびりした後、15.00にフェイズに行き本日分の配布するチラシをもらいスタジアムへ向かう予定、であった。で、荷物のかたずけをしている時、Yさんより連絡が入った。チラシの「KIRIN Road to 2002」というロゴ(コトバ)に大会関係者からクレームが入ったそうだ。よって本日のチラシ配布は中止、だそうだ。
公式スポンサーはW杯にFIFAに多額の資金を提供している。よって彼らを保護することは充分に理解できる。しかし、スタジアムから4km以上離れた会場で、しかもコンフェデの映像なんか全く使用しない、かつ時間もバッティングしない企画に何で文句を言う必然性があるのか。そもそも、この企画は今晩帰れない若いサポーターのために始発まで、いてもらう場所を格安で(かつ楽しく)確保するのが目的として、新潟の地元市民が考えたものである。オフィシャルはそれさえもじゃまするのか。いや目的なんかどうでもいいんだろう。自分達の保全、それのみが大切なのだろう。この意識の希薄さには悲しささえ感じる。さらに言いたいのは、このクレームは公式スポンサーからついたものではない、彼らはあまり利権にとらわれていない、というか自社の権利(支出金の対価)さえ守られていれば、別に他社が地元振興のために協力金を出すことを拒んではいないのである。では誰が…、これ以上は言うまい。ただ、一言。
W杯は、いやサッカーはファンあってのものである。絶対にそのはずである。ファンをバカにすると必ずしっぺがえしが来る。

今度は歩いてビッグスワン

この前のカナダ戦帰路にあきれかえり、今回は徒歩でスタジアムへ行くこととした。気持ち良い天気だし、歩いても40分程度、お散歩には最適の距離である。橋を渡り、右折しラブホテル街に入る。
「やばいっすよねぇ。コンフェデあることを知らないアベックはびっくりしてますよぉー」
A根がありがちな話しをする。
「アベックじゃないの、カップル。アベックなんてコトバは10年前。」と注意したに関わらず、A根はアベックを連発している。アホである。
「この人達、試合の帰りにぶちあたったら悲劇ですね。どーすんだろ?」
まだA根が騒いでいる。
「あのね、こうゆうとこは2時間でしょ。ゲームも2時間でしょ。だからゲーム開始あたりに入った人でないと、バッテングしませんよ、しかもゲーム開始頃にここに入る勇気のある人、いないでしょ。」
僕がウンチクを語ると、ウチの奥さんが聞く。
「へぇー、こういうとこは2時間なの。」
「いや、他人に聞いた話しだけどね。」
一同、シーーーン。

てな、会話をしているうちにスタジアムに着いた。こりゃ、歩きが大正解だ。
スタジアムに併設された公園でお弁当を食べ、休憩。A根は僕に気を使って、隠れてビールを飲んでいる。(僕は代表戦では決してビールを飲まないのだ!)アホ!隠れて飲むなら飲むな!飲むなら正々堂々と飲め!でも、この気使いがやさしいホントにいい奴だ。
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