3度目越後は・・・(01年コンフェデ観戦記)5
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ゲーム(カメルーン戦)

スタジアム周辺をブラブラしていると、フットサル場で出会ったチケットなし高校生が、僕らを見つけ声をかけてきた。
結局、ほとんど定価で4枚揃ったそうだ。よかったね、来年も高額のチケなんかに手を出すなよ。
キャンベラで一緒に観戦したK夫妻とつばさくんに会って写真を撮って、いざスタジアムへ。今回は僕ら夫婦はカテ2、A根とM本はカテ3である。

FIFAテーマ、そして君が代、僕はいつものようにマフラーをかざし、代表を称える、そしてゲーム開始。開始早々、中田浩二から鋭いパスが右サイドの鈴木にわたる、DFをふりきるうまいトラップをゴール方向にして、鈴木が走る。
ゴールまでは相手GKしかいない。僕は、(GKからみて)ゴール左へふかす場面を想像した。それでもいい、ペースを掴むためシュートを思いきり打て!!シュート!ボールは僕の想像とは逆に低い弾道で右スミに飛ぶ。あっ!!GOAL!!!すげぇー、鈴木がやってくれた。入ってしまった。その後はカメルーンの鋭い攻撃も中盤をきっちりプレスして、球の出所を限定して、チェック!と、日本代表の良いところばっかりが目立ったゲームであった。大満足である。
練習終わったお二人さん 大型ビジョンが見えない!席

ゴール裏は誰のもの?

僕は、ゴール裏で応援する人はもちろん、少年団のサッカーをサポートしている父兄、スタジアムでボランティアをやっている人々、彼らサッカーを応援する人々を総じて”サポーター”と定義している。つまり、サッカーを何らかのカタチで支援している人々を総じて”サポーター”と呼びたいと思っている。しかし、この章では”サポーター”という言葉を、「ゴール裏で応援(一緒に戦う)人々」と定義して話を進めることとする。

さて、僕はゴール裏は”サポーター”のものだと思っている。
まずゴール裏で大きな声援があるのとないので、どの程度スタジアムの雰囲気が変わるかを考えてほしい。フランスW杯予選のウズベク戦の国立と、W杯本大会のジェルランスタジアムの雰囲気を比較すれば、一目瞭然。彼らが「一緒に戦う」ことに意義があるかないかは別にして、彼らがリーダーシップをとって繰り出す声援は、やがてスタジアム全体に広がり、まちがいなく選手にも勇気を与えている。

さらに、「立って声援」する彼らが何故ゴール裏なのか?ゴール裏とは、サッカーが一番見にくい席である。ここに集合するということは、(彼らが意識しているか否かは別として)見やすい席をサッカーを「見に」来る人に譲る、という精神がサッカーの歴史としてある。

しかし、応援する人も座ってじっくり見たい人も原則どこの席を購入するのは自由、そのため彼らはまず自由席を購入し、開門前からチケットを所持しているに関わらず、スタジアム周辺に並び、彼らにとっての良い席(つまりゴール裏)を「声援席」として確保する努力をしている。

さて、ゴール裏が自由席ならばこれで問題はない。しかし、フランス98、コンフェデ、そして来年のW杯は全席指定である。この問題が早速新潟で起きた。新潟のサポーターがゴール裏で声援するため、ゴール裏にいた一般客(座って観戦したい人々)に席の移動、もしくは立っての応援をなかば強要したのである。
この行動の是非が一部で問題となっている。

座って観戦したい人「自分が確保した席で、どう観戦しようと自由だ。何故、奴らに声援を強制されなければいけないのか!」
サポーター「声援は1人ではできない。集合して何人もの声が一緒になって始めて選手に力を与えられるのだ!」

両者ともしごく尤もである。しかし、あえて僕は唱えたい。「ゴール裏はサポーターのものである。」と。理由は冒頭記載のとおり。これがサッカーの常識なのではないだろうか。
ちなみに、僕はサッカーをじっくり観戦したいタイプなので、立ってワイワイやるのは個人的には好まない。よってゴール裏には絶対行かない。国立(Jリーグ)では聖火台下2階の自由席を自分の居場所としている。

繰り返すがサポーターは、冒頭の理由により見やすい席を観戦者に譲っているという歴史がある。観戦者も逆にゴール裏をサポーターに譲るという風土がうまれても、そろそろ良いのではないだろうか?そもそも、大きな声援があってスタジアムが盛り上がることに異論を唱える人は多分いないはずだから。

フェイズ、そして帰京

話は、カメルーン戦後に戻る。とっても良い気分で、お天気も良くて、新潟駅まで歩いて戻る。その後、万代ファンヴィレッジの拠点、新潟フェイズに立ち寄る。Yさんが牛丼をくれた。うれぴー。牛丼を食っている時、A新聞の記者(W杯関係)が寄ってくる。なんかレアもんのピンバッチをくれたが、別にありがたくも何ともない。なんか能書きをぐちゃぐちゃ言っていたが、僕はそんなバッチより牛丼のほうが大事だ。早く食わせろ。
深夜0.00過ぎ、いろいろあった「今年3度目」の新潟を離れ東京に向かう、というか助手席でガーガー寝ていたら、あっという間に東京に着いてしまった。A根、運転ありがとね。
オシマイ。

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