日韓戦〜ちょっと異なった視点から〜
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 別にその後なんもしていないわけじゃない。チャンピオンズシップ(CS)も日韓戦も生観戦してきたよ。でもねぇ、何かいまいちだったんですよね、観戦記を書くには。


 CS(第1戦)は、固いというより攻めをこわがっていたようなゲームだったし、日韓戦は「うーん!」何か今までの日韓戦と比較すると緊張感がないような・・・。というより、僕自身の緊張感がなかったのだ。別に負けてもいいや、そんな気持ちで韓国戦を迎えていたのである。
 だからこのゲームについて書くつもりはなかった、がそんな時1冊の本に出会ったのである。その文章を引用する。


 隣国とは、果たしてどのような存在か。
政治の世界とフットボールの世界とでは、そのニュアンスが大きく異なるように思える。(一部略)
 さて、フットボールの世界ではどうか。
 簡単だ、隣国とは、常に「打倒すべき存在」である。
 イングランドとスコットランド。ドイツとオランダ。ブラジルとアルゼンチン。いずれもしのぎを削りあうライヴァル同士であり、互いに切磋琢磨しながら、これまで数々の名勝負を繰り返してきた。
 これまで両国の闘いは「不幸な過去」に引きずられた政治的言語ばかりが周囲で語られ、選手やサポーターの純粋な闘争心に水を差されていたように思える。
 「2002年日韓共催」。大いに結構なことだと思う。「パートナーシップ」とか「手に手を携えて」といった耳障りのよいフレーズは、しかし極めて政治的な言語であり、フットボールにはそぐわない。
 韓国とは、ニッポンがまず最初に倒すべき強力なライヴァルである。この事実は、21世紀になっても絶対に変らない。その事実と「2002年のパートナー」という現実を、フットボールファンは混同すべきではない。
(サポーター新世紀 宇都宮徹壱 勁草書房)

 全てがそのとおりである。2000年は全てのカテゴリーで日本サッカーが韓国の上を行ったこと、そして2002年のパートナーであること、なんだかんだで、「不遜な余裕」がいつのまにか僕の心に宿っていたようである。
 フットボールの世界、この単純な世界においては、韓国は常に徹底的にダメージを与えなければいけない、絶対に負けてはいけない、永遠のライヴァルなのである。 

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