東京ダービー 01年J開幕戦
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1月某日 
「浅野さぁん、俺やっちゃいますよ。たしかにラモスさんやカズさんにはお世話になってますよ。でも奴等、昔のヴェルディじゃないもん。当日、飛田給の駅からスタジアムまで、東京とヴェルディ(注:彼は2つのチームをこう呼んだ)の旗を電柱とかに並べて飾るそうなんです。まずね、このヴェルディの旗を全部ひっぱがす。それと、ゴール裏に東京VS稲城という断幕をはります。後はお楽しみ!」

「あんまし、過激なことしないほうがいいんじゃないの?そうでなくとも、君ら目立つんだし。」

「わかっているんですよね。評判の悪さも含めて。これからは気を付けますよ、マスコミもうるさいし。でもね、ダービーは別ですよ。俺、この日だけは暴れますよ。」
あるFC東京サポとの会話である。そう、今年のJ開幕は始めての東京ダービーなのである。

たしかにFC東京サポは下品である。いろんなサイトをお下品ネタで騒がせているのも事実、しかしあくまでスタジアムの中だけだったらいいんじゃないかな、他人に迷惑をかけるわけじゃないし。
ゲームが終わったら”ノーサイド”
この発想がピッチの中と同様ゴール裏にもあれば、そんなにめくじらたてる必要もないと思う。しかも開幕戦、最初の東京ダービー、スタジアムのこけら落し、サポが燃える材料は限りなくある、僕はその時から3月10日が楽しみだった。

■飛田給駅

驚いた、前回スタジアム見学会で訪れた時は駅舎は工事中であり、かつ駅のおっさんは開幕戦までには工事は終了しないと言っていた。おそらく5万人が集まるとの報道であわてて突貫工事をしたのだろう、駅は立派に仕上がっていた。そして駅改札を出て外をみると、もう一度びっくり。銭湯の煙突が赤と青の2色に塗り替えられていた。
いいぞー、飛田給!
しかし、電信柱のヴェルディの旗は無事に残っていた・・・。

■ヴェルディ川崎

僕は15.30頃スタジアム入りしたが、自由席も含めて30%に満たない入り、さすがFC東京側ゴール裏は満員だが、ヴェルディ側は半分は空席。これで本当に埋るのだろうか?

16.30が過ぎ、徐々にヴェルディ側が埋り始め、緑の旗とサンバのリズムでヴェルディの応援が始まった。その直後のことである。
メインからみて左サイド、FC東京サイドから何故か「ララ・ララララ・ラララ・・・」と昨年までのヴェルディの応援歌が唄われ始めた。

「何故?あいつら、スポーツマンシップでエール交換?」
僕は一瞬そんなことを思った。しかし、「ララ・ララララ・ラララ」の後に続いたのは「ヴェルディ川崎」。
「ララララ(エイ)ララララ(エイ)ラララ、ヴェルディ川崎」
やってくれたぜ。川崎に帰れ!ということだよな。最高のブラックジョーク。

ヴェルディサポには対抗できる対応力がない。そして太鼓が鳴り始める。
すると、FC側は同じ曲を手拍子と歌だけで返す。これもおそらく応援は人と声だぜ、というメッセージ。粋である。

まだまだ続く。「カワサキ、カエレ」コール。審判が下手すると「4級審判」コール。確かに下品は下品だけど、タイミングがバツグン。一方ヴェルディ側は相変わらず2グループのサポが別々の応援、そしてたまーに(チームが動員
したのかな?)耳慣れない黄色い声。

サポーター決戦は10対0でFC東京の大勝利だった。

ここはカンプノウ!(冗談) ここはサンシーロ(悪い冗談)

■ゲーム

サポの熱戦(と言っても一方的だったが)と比較し、たいくつなゲームだった。FC東京は昨年までの泥臭いカウンター攻撃は身を潜め、中盤で球をつなぐきれいなサッカーを目指したみたいだ。
しかし所詮中盤にタレント不在のこのチームにこの戦略は無理。結局アマラオが下がり、呂比須が前線で一人ぼっち、の時間が続く。
ヴェルディも疑問。右に左に走る小倉に縦パス1本、それへのフォローもない。中盤の北澤、永井、三浦はみんな使われるタイプだし、攻撃に緩急が全然みられない。
先制点は土肥のミス、同点ゴールはPK、正直あーあ、という感じのゲームだった。これでもし1万人位の観衆だったら、すげぇ寒いゲームだったと思う。

ということで本日のMVPはFC東京サポ。それ以外はなんもなかった。ダービーなんだから、もっと熱いゲームを期待したけど、燃えたのは片面ゴール裏だけだった。もう1度、「あーあ」

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