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 カントクの寝言  五輪3連戦 その2(2004.3.23)
  

◇3月16日 vsレバノン(国立)


 どうしてもUAEvsバーレーンが観たかったため、会社を早々にふけて1730頃に国立に到着した。このゲーム、日本にとって引分けが最良で、最悪はバーレーンの勝利であることは言うまでもない。しかし到着した時点で既にスコアは0−1でバーレーンリード。一体UAEはどうしちゃったんだろうか。その後、UAEにも数回チャンスはあったが、後半ロスタイムUAEの全員が上がったウラを見事なカウンターでバーレーンがゴール。なんと0−2でバーレーンが勝ってしまった。これで日本の優勝は本日勝利したとしても、最終日のバーレーンvsレバノンに委ねられることになり、日本としてはできるだけ多くの得点差でこの日のゲームをモノにしたかった。

 前半、阿部のFKを茂庭がジャマしなかったのでゴール。これで怒涛の攻めが始まるかと思ったが、逆に硬直化する。当然オイラはイライラし始めるが、そのイライラ度を増幅する事件が起こった。ゲーム開始直後より、ゲームの流れに関係なく立ったり座ったりしていたオンナ2名が遂に立ちっぱなしになったのである。その後方の女性は座りながら観にくくなり、カオを左右によけている。ただ注意をする勇気はないらしい。2列後方のオイラからは手は届かないし、当然声も届かない。前の女性に注意をしてもらうのも少しかわいそうだ。どうしよう・・・。

 あった!JFAがオイラ達のテラ銭で作ったセンスのない青い紙(特にジーコのカオが掲載されているのは最悪だ)があった。オイラはそいつを丸めて、2列前のオンナのアタマめがけてスローイング。(片手で投げたからファールスローだな。この際どうでもいいことだけど)筒となった紙は見事にバカオンナのアタマにヒット!バカオンナ「なにごとよ!」と後ろを振り返る。その時だった。観えなくて困っていた1列前の女性が、(オイラには聞こえなかったが)「後ろのオッサンが座れと言ってるわ。」くらいのことを言ったのだろう。バカオンナは一瞬オイラのカオを見た後、静かに座り、その後ゲーム終了後まで立つことはなくなった。

 頼むよ、3点くらいとってくれよ。最終戦がやばいよ。なんて思っていた後半20分過ぎ、衝撃的な事件が勃発。なんと失点。もし、もしも引分け以下なら、アテネは絶望的になる。あの瞬間のスタジアムはまさに凍りついた。が、その氷は一挙に解凍される。前田のパスを大久保が見事にあわせ2−1となる。こうなったら、得点差とか関係ない。まずは勝つことだ。それだけで充分だ。そしてなんとか勝った。

 思えばオイラはこの日の前半終了あたりまで、この予選をナメていたような気がする。この組合せが決定した段階でアテネを確信していたような気がする。しかし、どんな無名の相手であってもここまでの予選を勝ち抜いてきたチームであり、またアテネを目指して最大限の努力をしてきているのである。そんな敵チームに対してオイラはナメていた、逆の言い方をすればリスペクトのかけらもなかったような気がする。でも、しかし、”This is 予選”なのである。今日のレバノンの頑張りを見て、オイラは自分自身を恥じた。そして思う。明後日は、心の底から日本を応援しよう。徹底的にUAEにブーイングをかまそう。それが敵チームへの最大のリスペクトなんだから。

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