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 6月22日 part2
 「ジーコと歩んだ4年間〜1サポーターとして〜」
 

 

 

 

 

 

 

 2敗1分グループリーグ敗退、この結果をうけて巷ではメディア、サポーターを含めて様々な立場から総括が始まっている。曰く、日中の2試合が選手を消耗させた、またこの試合を組んだのは日本のゴールデンタイムに合わせるために広告代理店が仕組んだ、すなわち代表は金儲けの犠牲になった。また曰く、ジーコに監督としてのポテンシャルがなかった、いや今まで結果を出しているのでジーコを解任する機会はなかった、他にも、選手間(特に中田とナイジェリア世代)のコミュニュケーションが希薄だった、等々。さらにはJFAが総括をせずに川淵氏が次の監督の名前をわざとリークし、総括のスケープゴードにしたことへの非難。そして、それらの記事を掲載したメディアへのさらなる批判。

 上記は確かに全て検証されるべき問題なのかも知れない。が、正直ボクは興味がない。日中のゲームなんて、W杯で言えばUSA大会はまさに酷暑だったし、第一日本の選手は高校時代にインターハイを経験している。金儲けは強化のためには必要なことで、決して全てが悪ではない。(もちろん全てが善ではないが)ジーコにしても些細な問題だ。監督が優秀なだけで満足のいく成績がおさめられるわけじゃない。コミュニケーション不足は視点の相違、JFAのいや川淵氏の責任問題なんて、まったくの枝葉末節、言い換えれば彼が替わったからって、問題が解決するわけじゃない。

 ボクらには、もっともっと大切なことがある。そしてそれをボクらは出来なかった。日本代表を本気で応援すること、もっと大きく言えば日本サッカーを応援すること、これが出来ていなかった。そしてこれさえ出来ていれば上記のような問題は簡単に解決できた、と思う。

 一喜一憂、というコトバがある。ボクらはフランス予選でこのコトバを学んだ。負けてもヒステリックにならずに可能性が残っている限り応援しよう、すなわち1試合だけの結果で一喜一憂するのはやめよう、という意味で。その意味は今でも正しいと思っている。が、しかし、日本ファンはこの意味を重くとらえすぎて、大人しくなりすぎた気がする。ボクらはもっと一喜一憂すべきだったのではないか。それが応援、サポートの本質なのではないか。

 ゲームの開催されるマチに朝からその国のサポーターが集まり始める。昼頃には自国のレプリカユニを着たサポーターで広場は満員、チャントが入り乱れ一挙にボルテージが上がる。ユーロでも、W杯でもよく見かける自然な光景。同国から来たサポーター同士は決して知り合いではない、しかしその場では既に戦友、強い絆に結ばれた仲間だ。ある仲間がチャントを開始すると必ず追随し、結果として大きな声になる。これはスタジアムも同様、クラブチームではなくナショナルチームのゴール裏には、通常リーダーは存在しない。誰かが始めて、誰かが追随し、そして大きな声になっていく。試合に勝利すれば彼らはまた広場に戻り、朝まで大騒ぎをする。それは、負けた時の大人しさと比較すると愉快なくらいの格差がある。が、もし負けたとしても、翌日にはまた次の試合に対し、チャントの準備をする。

 この明るい一喜一憂、そして連帯感が日本サポーターに不足している。あなたもボクも、このW杯では戦ったと自負しているはずだ。だが、それはスタジアムの中だけだったかも知れない。戦ったというと何か重苦しさがあるから言い換えよう、あなたもボクもこの大会を朝から晩まで心底楽しんだだろうか?と。朝から日本人で広場を占領して、連帯して騒いで、皆で唄いながらスタジアムへ行って、そんな楽しみを体感しただろうか。残念ながらボクはしていない。今までも今回もそうなのだが、何故か知らない日本人を見ると避けてしまい、連帯感の欠片もなかった。

 もっと、もっと、みんなを仲間にしよう。確かに自国の試合なのに対戦国のレプリカを着たり、カメラを回して声を出していない奴がいるのは日本人だけかも知れない。そして間違いなくそいつらはバカだと思う。が、そのバカも避けずに仲間に加えよう。仲間になることで、きっとそのバカは間違いに気が付くはずだから。そうして「本当」のサポーターを増加させよう。

 そしてボクなりの総括をまとめる。
ボクは、JFAを始めとする日本のサッカー産業界(メディアを含む)はサポーターをバカにしていると思う。純粋に言ってサポーターはお客様であるはずなのだが、産業界はサポーターを尊重しない。何故なのか、答えは簡単、サポーターが成熟していなくて、産業界に脅威でないからだ。

 もっとサポーターが成熟していれば、川淵氏のオシム発言も、角澤を使った醜い放送もあり得ない。ジーコのクビが今まで繋がっていたかどうかは疑問だし、何より選手に覇気が感じられなかったなんてことは断じてない。

 だからボクらが成熟しよう、そのための一歩として大きな声を出し、座ったままでもいいからアシを踏み鳴らそう、まずはスタジアムで相手に脅威を与え、自国の選手に勇気を与えよう。そんなことで変わるかって?変わる、だって良いお手本があるじゃないか、Jリーグさ。 
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