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 6月26日 
 「ワタシは楽しい、でもまた悲しい ありがとうドイツ、さようなら」
 
tommy家はニッポンの10番です
コンパートメントが一緒だったイング
ランド人、彼はダフ屋対策でドイツ
色のシャツを着ると言っていた。
クロアチア集団をみてすかさず駆け
寄るオイラ
そして仲良く記念撮影
Tシャツで国際交流
こいつのせいで見えない!
オージーの中の日の丸、少し泣き
そうになった。
最後の晩餐は中華

 

 

 

 

◇Last Match in Germany

 楽しい日々の時間経過は早い。今日はいよいよドイツでの最後の観戦日となった。カイザースラウテルンに向かう途中、マンハイム駅で乗り換え電車を待っていたら、階段下から「こんにちはぁ」と、さわやかな声が聞こえた。またS・Hだった。彼の「トモコさん、また印刷お願いしまーす。」に対し、「ったく、ドイツで印刷のハナシすんじゃねーよ、金払い悪いくせに。」とはトモコさん談話、ちなみにオイラはノーコメント。
 14:00すぎ中央駅に到着。駅前のイタリア&オージーの大騒ぎを冷やかしながら、高台にあるスタジアムへむかう。その道程がなかなか雰囲気が良い。途中クロアチアサポの集団に出会う。当然ながら彼らも2位抜けを期待して、このゲームのチケットを確保したのだろう。その同じ悲しい境遇に何となくシンパシーを感じ、記念撮影をする。
「ユー、クロアチア、ミー、ジャパン、ヴェリーサドネス、イーチアザー」って言って。

 そう、やっぱりSadnessなんだ。既に日本代表はドイツにいない。変な言い方だが、負けたという勝負の結果を憂慮するのでなく、既にここドイツにいない、という寂しさがココロに響く。自分が主役でなくなってしまった寂しさが。

 オイラはW杯はお祭りだと思っている。お祭りだから見るだけより参加する方が楽しい。そして極論だが、参加できればそれで良い。参加する方法は簡単だ。黄色なユニの人に「ヘイ、ロナウジーニョ」と声を掛ければスタート、それだけの挨拶で会話は無数に広がる。しかし、こちらから声をかけるばかりでは大変、よって声をかけられるようにしたい。そこで青いユニなのだ。つまり「ボクは日本人ですよ」ということを衣装で表現する、それだけで「ヘイ、ヤーパン」と声をかけられる、交流が始まる。なのに、何故ここでも多くの日本人が”ジェラード”や”トッティ”を着ていた。

 例えばオイラ達が”ジェラード”を着ている白人を見たら、当然イングランド人だと思うだろう。そこで”ヘイ、イングランド”という声がかけられる。しかし、逆に”トッティ”の、しかもバッチでないPUMA正規品のアズーリユニを着て闊歩している東洋人を彼らが見たら、彼らはどうやって会話をスタートさせようとするだろう、結局迷って声をかけないだろう。

 日本人のアイデンティティとか、小難しい屁理屈を言うつもりはない。ただ、自分達がお祭りに参加してもっともっと楽しむためには、「わかりやすい」衣装を着用することが簡単だと思うのだが・・・。

 ただこのお祭りもR16以降、少しずつ「参加資格」のある国が少なくなってくる。もちろん残った「選ばれた国」は、そのサポーターは、誇りと喜びで楽しみは倍化するが、「選ばれなかった国」は脇役に回る。そして日本は脇役になった。この日、10番NANAMIでマチを歩いていたオイラに「ヘイ、ヤーパン」と声をかけてくれた人数は、あの22日の青い柔道着時と比較すると、数分の1に減少した。クロアチアサポとの撮影会の時、そんな寂しさを感じたのだった。

◇ワタシは楽しい、でもまた悲しい ありがとうドイツ、さようなら

 "Ich bin sehr frolich aber auch traurig Vielen Dank Deutschland Auf Wiedersehen!"
以上、この日のためにトモコさんが仕込んだTシャツメッセージである。元は5ユーロのWM2006バッチTシャツ、コトバはドイツ語にそこそこ堪能なつきちゃん作成と、完全に他人の術によるものであったが、完全に主役はとられた(笑)。ここKaiserslauternのマチでは、このTシャツメッセージが大好評。多くのドイツ人から声をかけられる。そこでわかったことだが、オージーのユニを着ているサポーター中、多くがドイツ在住であるということだ。こんなこともコミニュケーションをしなければわからない事実、だからやっぱし”青”は必要なのだ、繰り返すが自分自身が楽しむために。そして(想像ではあるが)声をかけてくれた多くの人々が「悲しい」の意味を理解してくれていたような気がする。こんなところにもW杯を経験する醍醐味があるのだ。

◇最後の晩餐はチャイニーズで

ゲームはオーストラリアの意外な健闘なのか、それともイタリアらしい戦いだったのか、ともかくこのまま延長になったらつまらないなぁ、と思っていた後半ロスタイムにイタリアがPKを奪取、トッティが慎重にゲットし、イタリアでは最も美しいとされる1−0でイタリアの勝利。
 本年最後のW杯余韻を感じながら、オイラたちはklonに戻る。そして最後の晩餐はklon駅前の中華。入店してオーダーした瞬間にスイス-ウクライナのPK戦が開始され、ウエイターからシェフまでがTVに釘付け、こりゃ料理が運ばれるのは遅いなと思いつつ、オイラたちもPK戦に夢中だったため、ある意味好都合。韓国に勝利し、また次回EURO開催国でもあるスイスにやや思い入れがあったが、敗退。そして思いのほかまずくなかった、かつ安かった中華を堪能し就寝。いよいよ明日はドイツ、そしてケルンにお別れの日なのだ。

湯浅さんに会っても後ろ姿がお気に
入りのトモコさん
で、すっかりお疲れ



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