宮城スタジアム批判への反論(M氏からの意見)
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まずお断りしておきたいのは、今回はマジメである、という事。
さて、最近、2002年w杯がらみで開催都市市民の方たちとお話をする機会が多々ある。その中の宮城スタジアム付近在住の市民の方から僕のHPに記載していることで、反論をいただいた。まずは、その文章を転載する、反論は僕が記載した次の1文から始まっていた。
 それはそうと、付近の新興団地の管理組合かなんかが、ゴミは捨てるな、違法駐車はするな、とか禁止事項ばかりを言っていた。それでいて、私たちはW杯の成功を祈りますだと。だったら、キリンカップ歓迎のたれ幕を出すと
か、歩いている人に近道を教えるとか、少しでも協力しろよ、と言いたい。
 そりゃあ、ゴミを云々は至極ごもっともだけど、××するな、だけじゃ、W杯は迷惑ですと言っているようなもんだよ。最低。(詳細は
こちら

これは私たちもよくわかっているのですが、私のホームページにも記載しましたように、キリンカップの実施について、私たち団地の町内会に提示されたのは、わずか6日前です。

私たちが何度も電話し、足を運んで初めて、警備体制やバス輸送計画などが明らかになったのです。私のページでは自慢になることはあまり書きませんでしたが、宮城交通バスの臨時便にしても、前の日に、利府営業所長にお会いしたら、臨時バスは出さない、ということでしたから、せめて台数を増やすなどの措置をお願いします。
ということから、利府駅からの臨時バスにつながったのです。
なぜなら、バスは私どもにとっても、日常の足の一つでなのですから。

また、当日の朝は6時頃から、町内に止めているサポーターの皆さんの車に行って、協力を要請しました。

結局、あの当時はとてもみなさんを歓迎するような状況ではなかったのです。これだけは承知していただきたいと思います。

また、ゴミについても、ずいぶんといろんなものが落ちていました。
近隣の町内会も同様に、総出で掃除をしたりしました。
協力が不十分であったことは認めますが、何の情報も入らない中、私たちは私たちなりに協力をしたつもりです。
私は幸運にもチケットを購入できましたが、ほとんどの人はチケットも入らないまま、早朝から夜遅くまで、ゴミの片づけなどをしたわけです。
私自身も、交通アクセスなどの情報をかなり綿密にやったつもりです。

Jリーグオールスターのときは、1ヶ月以上前から、ベガルタ仙台の人やワールドカップ推進局の人と準備を進めましたので、パネル展など、歓迎の準備も、町内会でできることはしました。
実は、オールスター戦当日、試合開始10分前くらいになっても、まだ、入れない人などがいたので、一時的に団地のゲートを上げて通行を黙認させていただいたり、と、町内会の役員など数十名が、昼前から、夜遅くまで対応いたしました。
もちろん、これらはすべて無償の行為ですが、宮城スタジアムに来られる観客の方々のために、少しでも役に立てれば、と思った次第です。

一方で、宮城スタジアムは今のところ、私たちにとっては、あんまり、歓迎したくない象徴でもあるのです。あそこは、グランディ21という総合スポーツ公園ですが、体育館では毎週のようにコンサートがあって、有名なミュージシャンが多くきます。ちなみに、明日、明後日は、Mr.チルドレンとか。
そのたびに、暴走車が町内を走り抜け、あるいは、ゴミをまき散らし、という状況が続いていた中の、キリンカップだったわけです。しかも、情報がほとんど入ってこない。

さらに、現実問題として、私たち住民がW杯を歓迎してはいませんでした。W杯誘致にはほとんどの人は反対こそしませんでしが、賛成はしなかったのです。つまり、多くの人は「W杯は迷惑」と思っていた(今もそういう人が多い)のです。
私自身はサッカーが好きなのですが、W杯は災害だ、という認識でおります。ただし、災害は最大のチャンスで、これを生かすことが必要と思っております。世界が向こうから利府にやってくるのですから。
住民には、サッカー好きは半分もいないでしょう。そういう人々がどうW杯と関わり、一緒になって楽しむことができるのか、さらには、宮城スタジアムを身近な存在として捉え、W杯以後、どう活用していくのか、などの視点にたって考えることも必要だと思っております。

長くなりましたが、決して、歓迎していなかったわけではないことをご理解いただければ幸いです。

以上である。
僕自身は、昨年キリンカップ開催時よりこの方(Mさん)が、サポーターにとって有効な情報を提供していただいていた事を知っていた。知っていたが故に、当日団地を封鎖する(サポーターとコミュニュケートしない)態度をみて、それまでの情報提供を「偽善」と感じた。しかし、この文章をいただき、当時Mさんとしての精一杯の情報提供を心からしてくれていた、という真実に気がついた。

僕は、宮城スタジアムの立地悪をベースとして、サポーターは善、地域住民はサッカーに理解にない悪、と無理やり決めつけてしまったようだ。実際には、Mさん記載のとおり、ゴミを始めとして、決してサポーターの態度は誉められたものではない。こんなことが繰り返されれば、僕だって団地を封鎖してしまうかもしれない。

しかしながら、僕は自分が記載した文章に関して、Mさんに謝るつもりもない。ひとつの事実に対し、その見方は多数あると思う。たまたま今回は、全く相反した見方をMさんと僕がしてしまっただけだと思う。全てのサポーターがゴミを撒き散らしたわけじゃない、また全ての団地の人がサポーター(サッカー)を悪と決めつけたわけではない。だからこそ、重要なのはコミュニュケートなのだ。地域の方がサポーターを理解する、サポーターは地域の方を理解する、この関係が築ければ、いや築くようにしなければダメなのだ。

さて、2002年、W杯は宮城にもやってくる。
Mさんは、その後宮城の推進委員会と話し合いながら、真のホスピタリティを考えかつ実行し始めていると聞く。つまり、サポーターとのコミュニュケートを実践し始めたのだ。僕らサポーターは、このままでいいのか。こちらからもきっちりコミュニケートできる心を持たなければ、僕等はそこいらの暴走族と変らない、単なるゴミのポイ捨て集団、単なる迷惑集団になってしまうのではないだろうか。
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