チケット問題について考える2
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■我々が自覚すべきこと

たかがサッカー、90分で10万円の馬鹿らしさを知れ!

されどサッカー、綿密な行動計画を持ち絶対安価で観る信念を持て!


長々と自分の体験を書いたのはこの2行を言いたいためである。観たい気持ちは切実にわかる、しかし10万円は本当にサッカー1試合の対価として適正なのか。
もしかしたら、それぞれの自分自身では適正かも知れない、30年待ったW杯、その場まで紆余曲折を乗越えて来たフランス、何があっても観たい、その気持ちはわかる。(もちろん己のことではあるが)

しかし己で適正であればそれで良いのか。
己が10万円で購入したがために、チケット相場を高騰させ他人に迷惑をかける、ということは考えなくて良いのか。絶対に否である。
ダフ屋をのさばらせる責任の一端は我々消費者にあることを絶対に理解しなくてはいけない。観れないことを是認する勇気を持とう。

しかし生観戦をあきらめることはない。矛盾するかもしれないが、
観れない勇気を持てば絶対に観れるのである。
僕がフランスで痛い目にあった後、学習したことは以下の通りである。

まず情報収集、そのチケットの相場はいくらなのかを同じ境遇(チケットのない人)と情報交換し確認しておく。(仮にゲーム開始2時間前の相場を5万円とする。)次に自分の上限相場を決める。(3万円程度か)そしてこの金額を超えた場合は絶対に買わないという固い信念を持つ。

そしてダフ屋と交渉に入る。多分上記情勢だとダフ屋の言い値は7〜10万円程度。最初の交渉でこの金額を提示してきたら鼻先で笑ってやろう。まずまちがいなく6〜7万程度には簡単に落ちる。しかしもちろんここでは購入しない、あくまで情報収集である。

最低この情報収集を5人のダフ屋と行う。この場合の注意点は同じ場所で行わないこと、メイン、バック、入口付近、駅付近と場所を変えて行うこと。そしてもし気に入った席種で3万円以下だったら手を打っても良い。(多分無理だと思う、というよりこの時点で3万になるならもっと下がるということ)

本当の勝負はゲーム開始10分前からである。ダフ屋はチケットが売れなければただの紙クズ、彼らにとってのゲーム開始10分前は、閉店間際のスーパーの赤値札とまったく同じである。ここで一挙に需給のバランスが逆転するのは誰にでもわかることだろう。
ちなみに今回のEUROでもほとんどのゲームは定価割れで観戦できたようだ。

もし10分前までチケットが余っていなかったら?俺は死んでも観戦したいゲームなのだ!
気持ちはわかるが、ここが観なくてもよい勇気を持つ事だ、チケットがなくなることは絶対に有り得ないと信じることだ。

僕はクロアチア戦での学習後、イタリアVSオーストリアを600F(定価350F)で観戦し、本年はセリエAをほぼ定価でダフ屋から購入している。ちなみにイタリアVSオーストリアの最初のダフ屋価格は1500F、それが開始直前にここまで下落した。

そして僕なんかが足元にも及ばない猛者は日本中に存在する。繰り返すが信念を持てば、必ず安値で観戦できるのだ。

次回(多分最終回)は、2002年に対するサッカーファンの態度とは?及びJAWOCに対して要求すべきことについて考えてみたい。
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